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ゆる転職活動は実現可能か?

2024-12-03


(具体的に転職を考えてるわけではありませんがメシの誘いは喜びます)

過去の転職を数えると4回、そのうち複数のオファーを貰って比較検討したのは1回だけ。それ以外はそろそろ辞めようかな〜と漠然と思っているところにメッセージを頂いて選考受けてそのままそこに、って感じ。ちなみに新卒の就職も最初に内定出たところにその場で承諾して就活を終えた。

バタバタと短期で決断してスポッと移動する、みたいなのをこれまでやってきたが、改めて考えると実は結構機会損失があるのではと思い始めた。逆に、めっちゃ時間をかけられるとしたらどういう体験になるんだろうか。

選考を通過して受けるオファーには回答期限がある。複数のオファーを並べて転職先を選ぶためには、すでに得たオファーの中で一番近い回答期限がくるまでに、今受けている/これから受ける会社のオファーをかき集めなければならない。そうすると転職活動は急に慌ただしくなる。すでに決まっている選考日程を前倒しできないかお願いしたり、選考結果を急かしたりすることになってしまう。一般にオファーの回答期限はたかだか数週間くらい?覚えていないが。その間に興味がある会社や事業ドメインに手広くエントリーしたり、現場の人と追加で面談させてもらったり、みたいな有意義な転職活動を満足にしきるのは難しくなるだろう。

そういう爆発的な短期決戦の転職活動ではなく、じっくりコトコトみたいなタイプのゆるい転職活動、ゆる転職活動は実現可能なのかを考えてみた。

回答期限がなくて採用枠をホールドしないオファー

オファーに回答期限があるのは、応じるのか断るのか結論が出るまでの間その人が座るかもしれない席が予約状態になるからである。例えばヘッドカウントが1の求人なら、前のオファーが断られるまで次の人にオファーを出せない。だから企業側としてはなるべく回答期限を短くしたいし、それによって求職者は慌ただしいスケジュールを組まなければならなくなる。

これはどっちも不幸なようにも見えるので、前提をひっくり返して考えてみる。

まず、選考を通過した求職者に企業がオファーを出すとき、回答期限は設けないことにする。その代わり、企業はオファーへの回答を待たず、採用活動を継続する。他に選考を通過した者がいれば、そちらにも同様のオファーを出す。もし自分がオファーを承諾しようとした時点ですでに他の人が同じポジションのオファーを承諾してヘッドカウントがなくなっていたら、自分はそこには入れない。つまり、「回答はいつでもいいけど、先に他の人で埋まっちゃったらナシね」というのが、「回答期限がなくて採用枠をホールドしないオファー」である。

実際、エンジニア不足と言われる昨今、あるポジションが半年経っても埋まらないみたいなことはまったく珍しくなくて、そういう状況のときに「半年前にオファーもらった時は現職に残ることにしたので断ったんだけど、やっぱりそっちに行きたくなりました」みたいなポケモンが現れたら、採るでしょ?それでよくない?

事業のフェーズがめっちゃ変わるとか、採用要件がめっちゃ変わるとか、そういうガラッとした変化によって過去に選考通ったという事実が無価値になるようなことがない限り、改めて認識すり合わせ直すくらいで互いに入社の決断できたりしないかな。

もし将来また転職するかとなったときはそういうやり方でやってみたい。そういう雰囲気になってたらいいなー。

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